毎朝8時にお届けしている一枚謎について、今日は解答やヒントではなく、そもそもなぜこの形で謎を作っているのかをお話しします。

一枚謎は届きやすい

理由はとてもはっきりしていて、一枚謎は伸びやすいからです。画像一枚で完結するので、流れていくタイムラインの中でも目に留まりやすく、わざわざ別のページを開かなくてもその場でぱっと解いてもらえます。気軽さが、そのまま届きやすさにつながっているわけです。

そして私は、その謎をあえて「味付け程度」の簡単なものにしています。難しい謎をどんと出すのではなく、ほんの少し頭をひねれば解ける、軽いひと口サイズにする。こうすることで、謎解きの世界にどっぷり入っている人だけでなく、入り口より少し手前にいる人や、入ったばかりの人、そして「なんとなく解いてみたいな」という気軽な気持ちの人にまで届けることができます。

謎解きが好きな人に向けて難しい謎を作るのも、もちろん一つの形です。ただ、私が今やりたいのはそこではありません。まだ謎解きと出会っていない人や、これから好きになるかもしれない人に、最初のひと口を差し出すこと。そのために、敷居を低くしています。

今は認知とファンを増やすフェーズ

今の私のフェーズは、とにかく認知を広げて、ファンを増やすことだと考えています。

一枚謎は、世の中にたくさんあります。その中で見つけてもらい、また来たいと思ってもらうために、私はただ謎を出すのではなく、コンセプトを決めて投稿しています。数ある一枚謎の中で埋もれてしまわないように、という意図があります。

「味付け程度」や「料理」をコンセプトにしているのも、謎そのものを解いてもらう前の、とっかかりを作るためです。いきなり中身に入ってもらうのではなく、まず入り口で「なんだか面白そう」と立ち止まってもらう。その入り口をやわらかくしておくことを、とても大事にしています。料理という身近な言葉を借りているのも、構えずに近づいてもらいたいからです。

ファンが増えると、その先が変わってきます。今は味付け程度の軽い謎を入り口にしていますが、ファンになってくれた方は、いずれ「味付け程度」以外のコンテンツにも立ち寄ってくれるはずです。最初の入り口が軽いからこそ、その奥にあるものにも興味を持ってもらえる。今はその土台を、一段ずつ積んでいる時期だと思っています。

これからのこと

現時点で作った謎は、50問を少し超えたあたりです。正直なところ、これがどこまで続くのかはまだ決めていません。ゴールを先に引いてしまうより、続けながら考えていきたい気持ちのほうが強いです。

ただ一つはっきり思っているのは、これからも味付け程度の謎と合わせて、何かコンセプトを持った謎解きを届けていきたいということ。軽い謎を入り口にしながら、その隣に別の楽しみ方もそっと置いておく。そうやって少しずつ幅を広げていけたらと考えています。

毎日投稿していると、作り手にも受け取り手にも、どうしても飽きはやってきます。これは避けられないことだと思います。同じものを毎朝差し出し続ければ、いつかは見慣れてしまう。だからこそ、飽きられないようにコンテンツを増やしながら、一つ一つの作品をきちんと届けていきたいんです。手を変え、品を変え、けれど軸はぶらさずに。

毎朝のひと口が、誰かの一日の入り口になれたら嬉しいです。明日もまた、朝8時にお会いしましょう。